マッスルマッスル

大学生時代まではアメリカ式のデカイ排気量のエンジンはあまり好かなかった。重そうだし、加速が遅そうだし、イメージ的も原始的。この偏見が変ったきっかけがなんと日本に住んでいたとき。 そのときはある自動車部品会社に働いていたので、会社は社用車が何台かあり、週末に私用で借りられた。車種は色々あったがその一台がシボレー・カマロZ28であった。1995年式だったかな。これはアメ式スポーツクーペであり、エンジンがなんと5.7リッターもある化け物。この様な車に乗ったことないので「そんな大したことないだろう」と思いながら好奇心で箱根スカイラインへ行って試乗してきた。 これがなんとオドロキだった。 登りの道ではエンジンが2000RPMぐらいしか回っていないのにグングン引っ張る。カマロは重量が結構ある上にブレーキはあまいので急カーブでは減速が必要だったが、アウトで踏むととりあえず加速。しかもエンジン音は「キーン」ではなく「ドロドロ~」。あまり働いてなさそうな音をしているのに対し加速がハンパじゃない。 「アメリカンマッスル、万歳!」 今はあのときのカマロより古い92年式のコルベットを通勤車にしているが、このごろ気になる燃費、如何でしょう。 これがなんと最近のセダンとあまり変らない。気をつければ下で走っていると25mpg、高速では33mpg。低速トルクがありあまっているので45mphで6速に入れるとエンジンは1000RPMチョットで40mpgも現実となる。 最近mixi友達の間で差別・偏見についてのディスカッションがあったけど、人だけではなく、車に対しての偏見もいけないですね。

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